比較思想学会

創立10周年記念講演

I・ホール

森有礼とトマス・レーク・ハリス――相互誤解の一例として――

R・ワーゴ

場所の論理

特集　東と西

芳賀　徹

比較文化としての比較文学――デューラー銅版画と中村草田男――

伊東俊太郎

科学――東と西――比較科学史の基礎視角――

藤井　正雄

安楽死――東と西――文化比較の問題として――

石川　中

心身医学における東洋と西洋

研究論文

辻村　誠三

神話と「歴史」との間――ホメーロスと古事記――

小田川方子

プロティノスの思想とインド仏教――根本原理とその展開について――

北條　賢三

マントラをめぐって――インド伝統的言語思想と空海――

松本　照敬

真言密教とヒンドゥー教――空海とラーマーヌジャによる教義の比較――

葛西　実

A・K・クーマラスワミイの東西思想の比較と危機意識

高須　裕三

「気」の思想と「間」の文化――東洋と西洋の差異――

小坂　国継

和辻哲郎と比較文化の問題

浮田　雄一

田辺元におけるニーチェの問題

鈴木　元久

批判と中道――カントの方法と仏教――

寺田ひろ子

ドイツ観念論と近代ロシア思想――1840年代を中心として――

木鎌　安雄

トマス・マートンにおける「楽園」の回復――仏教の影響から見て――

芹川　博通

マックス・ウェーバーの仏教理解について

守屋　茂

比較における社会福祉の視点――東洋思想の反省と行為的直観への志向――