比較思想学会

創立20周年記念公開講演

中村　元

新しい世界をつくる比較思想

特集　比較思想は現代に何を貢献しうるか

酒井　潔

アナロギアの論理と現代世界――多様性と調和の学的創造に向けて――

清水　良衞

比較思想の現代的役割――産業社会に生きる社会人の立場から――

桑木　務

比較思想の未来

峰島　旭雄

シンポジウム・コメント

研究論文

根田　隆平

西田とベルクソンにおける「空間」の意義について――行為的自己と逆円錐の図式――

伊藤　幸子

T・S・エリオットの歴史感覚と芭蕉の上易流行

辻口　雄一郎

『正法眼蔵』と『存在と時間』における自己の所在について

今西　順吉

森鴎外とサーンキヤ哲学

中富　清和

実在論――東と西 ――ベルクソンと老子の実在概念――

渡辺　明照

カントの「根本悪」と無明

中里　巧

ドイツロマンティークと北欧ロマンティークにおける自然有機体論の差異
――神話理解における「予感」・「憧憬」・「矛盾」の成立をめぐって――

屋敷　絋一

存在と原因をめぐっての初期プラトニズムと中観派
――カテゴリー化、構成要素化、普遍化 とその否定――