第35号 2008年
特別講演
峰島 旭雄
学会創立35周年を迎えて
基調講演
押田 茂寛
シンポジウム 病と医と癒し
土屋 睦廣
アスクレピオスの「癒しの実績」――古代ギリシアにおける癒しの信仰――
舘野 正美
中国医学における病と医と癒し
――その哲学的本質、或いは哲学と医学――
研究論文
魚川 祐司
現代日本における仏教哲学の可能性――玉城康四郎を手がかりに――
熊谷 征一郎
西田哲学における「習慣」の意義
――ラヴェッソン、ベルクソン、メーヌ・ド・ビランの受容において――
冲永 宜司
規則と場所 ――ウィトゲンシュタインと西田における根拠なき根源についての考察――
岡本 さゆり
『バガヴァット・ギーター』と『正法眼蔵』における行為についての考察――ヨーガと座禅を中心にして――
渡辺 明照
佐々木 香織
芸術において「出で来る」もの――世阿弥伝書と実存思想との比較から――
折井 善果
16~17世紀スペイン内在的自然主義と日本思想の「接続」および「客体化」
岩澤 知子
本居宣長における「タマ」の神話論――現象学的解釈学からみた宣長学――
福嶋 楊
自殺についての神学的哲学的一考察
――カール・バルトと滝沢克江を巡って――
金子 昭