第43号 2016年

基調講演

永井 晋

形而上学としての比較哲学

特集1 「再考・日本人の思惟方法」

井上 克人

趣旨説明

岩野 卓司

共同体と贈与をめぐる日本的思惟の深層

木岡 伸夫

<あいだ>を開く思考

竹内 整一

「おのずから」と「みずから」のあわい

コプフ ゲレオン

コメント

特集2 「思想としての生命 第三回 死をめぐる生命」

森村 修

趣旨説明

渡辺 恒夫

フッサール現象学による幼少期の自我体験の解明から輪廻転生観へ

浅見 洋

田辺元における死者と生者の実存協同について

冲永 宜司

生死の矛盾をつなぐ生命

特集3 「今、比較思想の方法論を問う 第三回」

保坂 俊司

思想の道具としての日本語の問題点

伊東 貴之

戦後日本の中国哲学・思想史研究における比較思想的な観点や視座について

加藤 久典

インドネシアにおける多様なイスラーム

特別寄稿

コプフ ゲレオン

比較哲学とはなにか

藤田 正勝

「思想間の対話」とは何か、それはなぜ必要か

研究論文

髙橋 勝幸

中村元著『東洋人の思惟方法』から見えてくるもの

釜土 祥二

自己と善

木瀬 康太

普遍から個別へ

喜多 源典

「実践哲学の根柢」に関する一考察

護山 真也

仏教認識論とエナクティブ・アプローチ

近藤 伸介

「水槽の中の脳」と唯識における生の在り方

藤坂 大祐

経験の内在的原理についての一考察

鈴木 正見

「私の死」についての一考察

増田 敬祐

和辻倫理学における個と全体の構造

石田 恵理

大森荘蔵の「立ち現われ」とウィトゲンシュタインの「アスペクト知覚」について

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