第15号 1988年

創立15周年記念特別講演

中村　元

奴隷の学問をのり越えて――比較思想における挫折と実現――

特集　東西の死生観

田村　芳郎

仏教の立場から

Ａ・デーケン

キリスト教の立場から

三枝　充悳

「東西の死生観」について

研究論文

上利　博規

近代的理性の再考における形象概念の意義
――三木清とアドルノの比較を手掛かりとして――

趙　熙榮

戸坂潤と申南澈の認識論比較

岸　英司

ピエール・ティヤール・ド・シャルダンと賀川豊彦
――宇宙的宗教思想をめぐって――

三井　善止

西田哲学成立過程におけるカント哲学の位置

狐野　利久

親鸞からみたコーランの思想――イスラームということと帰命ということ――

上田　昇

ディグナーガ論理学の論理学的評価

小田川　方子

プロティノスとマイスター・エックハルト――自己の根源への還帰――

永島　孝子

「既に」と「未だ」――キリスト教にみられる二つの人間理解――

永見　勇

比較という行為の意味と問題点――日本文化論をめぐって――

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