比較思想学会

公開講演

伊藤　徹

模倣の網――岡倉天心をめぐって――

特集　歴史・経験・論理

井上　克人

シンポジウム「歴史・経験・倫理」趣旨説明

板橋　勇仁

歴史的実践の場所――西田幾多郎と田邊元――

冲永　宜司

「この私」の唯一性に関する論理と経験

柿木　伸之

経験の廃墟から新たな歴史の経験へ
――経験の可能性を探求するベンヤミンの思考をめぐって――

研究論文

岡野　薫

十八世紀ドイツにおける日本観の変容
――E.ケンプファーの「鎖国論」とC.W.ドームによる「鎖国論」批判をめぐって――

佐々木　慎吾

生物学と宗教的世界観
――西田幾多郎とJ.S.ホールデーンとの「収斂」をめぐって――

山下　和也

信頼の倫理学――和辻哲郎とニコラス・ルーマン――

横田　理博

近代西洋のエートスを相対化するウェーバーの比較思想的視座

小椋　章浩

僧肇「上真空論」にみられる中国的思惟

折井　善果

キリシタン文学における「自然」
――スペイン語原典における「偶然（acaso）」の翻訳を手がかりに――

岡山　麻子

竹内好と保田與重郎――絶対的なるものへの意識をめぐって――

清水　大介

イェーガー虚雲のキリスト教神秘主義と禅
――経験の同質性の観点から――